聖闘士聖衣神話 スキュライオ
バンダイ
発売日 2008-05-31
¥ 3,500
多分、作品中で一番技が豊富なキャラだと思いますが調子に乗って手加減して見せまくった結果、「聖闘士に同じ技は二度通用しない」の設定に則って瞬に圧勝された海将軍ですね。
出来の方ですがその強さとは反比例するかのごとく良好で非常によく出来たフィギュアです。
全体的に海将軍は出来が良いのですがこのスキュライオはトップクラスの出来に思います。
鱗衣はかなり特殊なデザインで左右非対称で全身にいろいろな動物オブジェみたいなのが付いてるのですがこれらをしっかり再現しつつバランス的にも劇中のモデル体型を損なう事なく仕上げています。人形に鎧を被せる方式のマイスですが厚ぼったいイメージが無くアニメや漫画のかっこよさをばっちり再現できています。
先月のミーメがあちこちに売れ残っているのに、イオはどこもかしこも売り切れ…
でも果たしてそれほどの価値があるのだろうか…
見た目は確かにキレイ。
でも触るとどうも安っぽい…
肩はともかく胸の下の胴の部品もプラスチックなので、触るとギシギシ言って、どうも安っぽい…
おまけにパーツがポロポロ取れる…特に膝。
バーゲン以来のイラつきを覚えました。
それでいてこの価格…
とても値段に見合った出来とは思えないのが正直な感想。
周囲が騒ぐ程の物じゃないと思いました。
自分の持ってるシリーズの中ではワースト1、2の感想です。
他はこんなに不満に思った事はないので…
周囲の反応や、期待の反動かもしれませんが、自分はソレントやアイザックの方が断然いいと思いました。
ただ、顔の作りはなかなかいいと思います。
ちなみに、自分のはド正面の腹の部品にボコボコの気泡の様な物が、そしてあちこちに赤い塗装がこびりついていました…
腹パーツなどはよく見えない部分に入ってるので買う時に確認しようがないです。
まあ後で部品交換してもらおうと思いますが。
総評
触らなければ、いい物なんじゃないかな…
南太平洋の柱を守護する海将軍スキュラのイオ。実力的には海将軍中、アイザックと最弱を競うほど(幾ら技が豊富でも最大の拳B.Tがあの威力では…)のやられっぷりでしたが、戦いに敗れながらも命をかけて柱を守ろうとしたその忠誠心と男気は海闘士中随一な彼でした。
このスキュラ鱗衣の最大の特徴は、何といっても左右非対称な胴から腰までのデザイン。両脇から挟み込むスタイルはすでに大系シリーズ時に確立されていましたが、当時の技術では鱗衣が分厚く、まるで超合金ロボのようでした。それが今や、これだけ複雑なデザイン、細かいパーツが多く、ヘタをすれば膨らんでしまいそうなシルエットも、神話随一と言えるほど、スタイリッシュにまとめられているのは見事の一言です。
結果、全体的にプラパーツが多くなってしまいましたが、構成パーツが細かいということは、アンドロメダチェーンに様々な聖獣拳を破られた状態を再現することもできちゃいます。オブジェへの分解装着も限りなく忠実です。股関節も腰だれがないお陰で他の海将軍より自由度があり、左腰の連結パーツも以外と邪魔になりません。
付属手首は、握り拳、手刀、平手、B.T用がそれぞれ両手1組み、クィーンビーズスティンガー用右手と、全5種類。これだけあれば、全7種の必殺技も再現可能…と言いたいのですが、聖獣拳のうちウルフズファングだけは構えもなく(劇中は走っていくだけ)、ダメージも狼のイメージで描かれているので永遠に謎の技です…(原作では描かれなかったグリズリースラップはアニメでは強力な膝蹴りとして描かれています)。
今回はキャラや鱗衣はともかく、現時点で神話の頂点に立つほどの完成度です。迷っている方は手を出して損はしません。リュムナデスと海皇のリリースでひとまず海闘士コンプが近づいてきました。マーメイドは、女性素体はまだ製品化されていないですので、気長に待つしかないかもですね。
価格がアルデバランと同じ値段!果たして購入者は、満足できるのか?シーホースみたいにプラが多そう
星矢連載開始当初は展開図に非常に無理がありデザインのダサい聖衣
(その最たるものがヘッドギアペガサス)であったが、
人気が沸騰し連載が長引くにつれ、聖衣のデザインは洗練され非常に美しくなっていった。
その最盛期ともいえるのが海皇ポセイドン編で、星矢たちの青銅聖衣のまだ生硬さの残る美しさは勿論、
敵となる海闘士が纏う鱗衣は、冥衣のごとく棘だらけでゴテゴテと詰め込みすぎた重装備ではなく、
聖衣のようにシンプルなラインで形成された軽装でもない、
全編通して最もバランスのとれた、スタイリッシュで美しいアーマーとして描かれている。
このスキュラスケイルはデザインの美しさという点では鱗衣一を誇るシーホース、
エキゾチックな美しさを持つクリュサオル、騎士のような品格を漂わせるシードラゴンなどに一歩劣るが、
非常によく考えられた分解装着図のアイディアや複雑な構造という点では、
鱗衣のみならず聖衣、神闘衣、冥衣を含むあらゆるアーマーの中でも最高位のものだろう。
1人の女性と6体の聖獣が一体となったオブジェ形態の美しさもさることながら、
装着形態は頭部が狼、腕が鷲、肩と右手首が女王蜂、脚と左手首が大蛇、腰が女性、
膝が熊、翼が蝙蝠のものとなっており、原作ではそれぞれの聖獣が司る技が敗れていくたび
同時にそれを構成する部位が破壊されていくという心憎い演出が描かれている。
とにかく、旧シリーズの聖闘士聖衣大系においては手首の爪をはじめよく変形し
最も遊び甲斐のある商品であったので、聖闘士聖衣神話として蘇った当商品に対しても今から期待大である。
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