トランスフォーマーアンコール07 スカイリンクス

タカラトミー

発売日 2008-02-21
￥ 8,400

放映当時は版権関係で発売できなかったスカイリンクスがこの手に！変形はそれほど複雑でもないし、シャトルも、コンテナもどちらも楽しめます。劇中と違い、山猫形態の口が開かないのが残念ですが。『２０１０』関係の商品は、当時はあまり芳しい評価を受けなかったのですが、これは充分に完成度が高いです。当時発売しなかったのが本当に惜しい程だし、スカイリンクス航空などという劇中のノリも味わえます。ただ、楽しむのであれば、TFよりはゾイドに近いノリで楽しむものなのかも知れません。ダイナザウラーがゴジュラスやデスザウラーのようなものなら、こちらはさしづめ、サラマンダー＋セイバータイガーといったところでしょうか。次はオメガスプリームが出るそうだし、その次にはTOICO関係のTFで唯一当時発売されたレーザーウェーブ・・・なんて予想が出来そうです。しかし、本キャラの吹き替えの戸谷公次が数年前に鬼籍に入ってしまわれたし、スタスクの鈴置洋孝の死去後にマスターピースやヘンケイが出たことを思うと・・・・・・（泣）。

今更言うまでもありませんが、トランスフォーマーシリーズの玩具の箱には、それぞれの商品キャラクターのキャッチコピーが書かれています。今までに沢山のトランスフォーマー玩具が発売され、沢山のキャッチコピーを見てきましたが、この『スカイリンクス』のキャッチコピーほど心に響いたものがあったでしょうか!? 『我輩は空飛ぶ山猫! スカイリンクス航空、ただいま到着!!』 22年。スカイリンクスは、当時テレビでトランスフォーマーを見ていた少年達の下へ22年という歳月をかけてやって来てくれました。『ただいま到着!!』この商品のキャッチコピーの、このフレーズが、何とも重たく心に響くのです。今、手元に届いたスカイリンクスに対し『よく来てくれた!』という気持ちでいっぱいです!

スカイリンクスって、あのスカイリンクスですよね。数年前難波で、海外版パッケージの中古品が六万円以上の値段で売られているのを見たのが、初めてこのキャラも製品化されていた事実を知ったエピソードでしたが、ついに日本版が出るんですね。もちろん私も予約しました。復刻版プレダキングと劇中シーンを再現して遊ぶのが楽しみですよ。あのプレダキングと渡り合った際、その巧みな戦い方によってプレダキングを蹂躙し、実力を出させることなく撃退した活躍は見事なもんでした。商品が届くのが待ち遠しいですな。来ました来ました。3月１日。生まれて初めて手にするスカイリンクス。もしもタカラとトミーの合併が無く、タカラのTFスタッフの方が、トミーの金型リストの中から廃棄処分寸前だったスカイリンクスの金型を発見しなければ、おそらくはトミーさんはその金型を処分してしまっていたことでしょう。つまり、80年代に海外で発売されていたのみで、今回のように復刻版として、国内で発売されることは永遠に実現しなかったことになるのです。そういった意味合いからも、別のレビューで、パッケージのキャッチコピーが重く心に響いたと語っておられる方のお気持ちがよくわかります。劇中シーンを再現して遊ぶに、さすがに尻尾をプレダキングの頭に巻きつけて引き倒すという芸当はできませんが、付属のキャラクターカードの能力値にビックリ！トータル７２という数字は、サイバトロン総司令官のロディマスに次ぐ数値であり、ナンバー２といわれるウルトラマグナスの能力値６３を遥かに上回っています。２０１０年当時のデストロンナンバー２のサイクロナスの能力値６７にも勝る値です！本当に輸送員なんですかね？じつは副司令官じゃないんですか？軽口は叩くが、実力は本物。なるほど、あのプレダキングも彼と戦った際、翻弄されまくりで実力を発揮させてもらえなかったわけですな。

昔のおもちゃ特有のノスタルジックなイメージと意外にかっこいいスタイル、そして変形が簡単ゆえの遊びやすさ、電動ギミック。意外と良いおもちゃと思う。二体に分離するのも自分としては好感できる仕様でいい玩具です。

本編中であれだけ活躍したにもかかわらず国内未発売だったスカイリンクスがついに発売されました。ちょっと大味な変形も、電動歩行のアクションも、良い味わいです。最近の緻密な変形に慣れ親しんでいる若い方には新鮮に感じられるのではないでしょうか。シールを自分で貼るのもなんだか久しぶりな気がしました。この日を待ち望んでいた方には星プラス１。

フィギュア大好き

トランスフォーマー アンコール07 スカイリンクス

トランスフォーマーアンコール07 スカイリンクス